地域農業を次世代へ 気屋地区ほ場整備完工
2025年12月22日
11月16日、かほく市気屋地区で平成28年度より進められてきた県営圃場整備工事が完了したことを記念し、完工記念碑除幕式が行われました。受益面積は30.6ヘクタール、総事業費は9億5,350万円。
同地区では10アール程の狭小農地が多かったですが、約1ヘクタールへ区画整備し、農業用パイプラインの導入や暗渠排水工による用排水対策、農道を拡幅しました。効率的な営農環境へ整えたことにより、労働時間は5分の1程度に短縮されました。
大区画化した圃場は、当地区の農事組合法人高峰ファームへ集積し、大型機械やスマート農業技術の導入により効率的な営農推進と生産コスト削減を図るほか、大麦や園芸作物の栽培で農業所得の向上を目指します。
種本博組合法人代表は「圃場が大きくなったことにより大型農機だけでなく、AI技術なども活用しやすくなった。経験が浅い人や女性でも農業に取り組める環境を残し、地域農業を守っていきたい」と話しました。
写真:晴天の中行われた完工記念碑除幕式
