能登とつながる 米俵づくり
2025年11月20日
11月1日、かほく市の指江公民館にて同地区で藩政期から続く伝統行事「盤持大会」で使用する米俵づくりを行いました。
盤持大会は、数え年で15歳の「元服」を終えた男子が米俵を担ぎ上げ、一人前になったことを披露する行事です。
同地区では、約10年ぶりに米俵を新しく制作。しかし、当時制作を指導していた人は亡くなっており、近隣には編み方を知る人がいませんでした。同地区老人クラブ会長の松田一雄さんが指導者を探していたところ、穴水町下唐川地区の米俵づくりを報じた新聞記事にたどり着きました。
新聞社や役場からの連絡を受けた下唐川地区長の加代等さんが “伝統行事を続けてほしい。能登とかほくの繋がりができれば”との思いで引き受け、米俵づくりに携わる地元住民2名が編み方を伝授しに指江に訪れました。
当日は指江地区の住民16名が参加し、熱心に質問しながら菰編みから桟俵の作り方までを学びました。
盤持大会は11月16日を予定しており、制作した30キロ、50キロ、60キロの米俵を2名の男子が担ぎます。
写真:菰編みをする指江地区の住民ら
