「ならねば燃やすぞ」 高松紋平柿の豊作を願う
2025年02月19日
1月12日、かほく市瀬戸町の柿団地で同市特産「高松紋平柿」の豊作を祈る奇習「柿の木いため」が行われ、地元の児童3名と保護者・関係者ら約10名が参加しました。
同町の髙﨑武義さんが高松紋平柿の由来や柿の木いためについて説明。
その後、区長の林輝夫さんが「なるか、ならぬか、ならねば切って燃やすぞ」と脅かすように木に語り掛け、ナタで木の幹を削りました。木の精になりかわった児童らは「なります、なります」と答えて木の周りを何度か回り、木を労わるように傷口に餅を付けてぜんざいの汁を塗り込み、多くの果実を実らせることを願いました。
写真:柿の木に餅を塗り込む児童