かほく市で10年ぶりの開催 献穀田御田植式
2024年06月11日
5月19日、宮中行事「新嘗祭」に献上される米の御田植式が10年ぶりにかほく市で行われました。同市若緑の瀨戸一孝さん所有の水田で関係者らが神事を見守りました。
早乙女姿の小中学生7名が、かすりの着物に身を包み、耕作長である今井正さんの合図でコシヒカリの苗を丁寧に植えました。
その後、玉串奉奠で参列者たちは献穀田の成就を祈願しました。
当JAの西川一郎代表理事組合長は「かほく市において10年ぶりの奉耕者となった瀨戸さんは、積極的に地域農業の振興に情熱を注がれており、敬意を表します。JAとしても心からお祝い申し上げます」とお祝いの言葉を述べました。また、油野和一郎かほく市長らからも祝辞が述べられました。
献穀者の瀨戸さんは「稲が立派に成長するよう、耕作長と力を合わせて精魂込めて育てます」と話しました。
9月中旬に稲を収穫する抜穂式を行い、10月下旬に精米した5合(約0.9リットル)を宮中に献上。11月23日の新嘗祭を迎える予定です。
写真:着物姿で苗を植える早乙女