溝堀機 実演会開催
2024年05月27日
石川県県央農林総合事務所は4月12日に株式会社笠間農園、23日に農事組合法人ファーム吉倉にてカボチャ圃場でプロペラ溝掘機の実演会を行いました。JAグループ石川営農戦略室、生産者を含め約30名が参加。富士トレーラー株式会社の社員から溝堀機を扱う上での注意点や性能について説明後、掘る深さを調整し、適切な排水ができるよう検討し溝を掘りました。
当JAでは、カボチャ、ネギ、ブロッコリー等の水田園芸を栽培・転作することで持続可能な農業を目指す「水田フル活用」を推進しています。排水対策が必要な水田園芸では、掘削速度が速い溝堀機の導入により農作業の省力化を図れます。「プロペラ溝堀機」の特徴は、固い藁や草をプロペラが跳ね飛ばすので草刈り作業を軽減。また、実演会で使用した溝堀機はトラクターに取り付けるだけで使用できる為、専用の溝堀機を導入するよりもコストを抑える事が可能です。
石川県県央農林事務所職員は「カボチャの圃場だけでなく、今後は他の作物の圃場にも試行していきたい」と話しました。
写真上:掘る深さの調整を行う関係者
写真下:溝堀機の性能を確認する関係者