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高松紋平柿の豊作祈り 柿の木いため

2023年02月13日



1月15日、かほく市特産品高松紋平柿の豊作を祈る奇習「柿の木いため」が同市瀬戸町の柿団地で行われ、地元の児童9名と保護者・関係者が祈願しました。
 同所在住の髙﨑武義さんが高松紋平柿の由来と発祥について語り、児童は地元特産品の起源について学びました。その後、区長がナタを持つと幹に傷を付けて「(果実が)なるか、ならぬか、ならねば切って燃やすぞ」と脅しながら木に語りかけました。すると、木の精に成り代わって児童たちが「なります、なります」と元気よく返事をしながら幹の周りを3周しました。その後、木を労わる様に餅とぜんざいを幹に塗り込み今季の豊作に期待を寄せました。
 柿の木いためとは同地区に藩政時代から伝わる風習。一時途絶えたものの昭和五十八年の柿団地造成を機に復活し、現在まで続いている伝統行事です。

 

写真上:豊作を祈り幹に傷を付ける区長

写真下:木の精に成り代わって木を周る児童たち

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