宮中に献上 献穀田で御田植式
2021年08月02日
5月15日、宮中行事「新嘗祭」に献上される米の御田植式が10年ぶりに津幡町で行われ、同町仮生の井上信一さん所有の水田で関係者・地元住民らが神事を見守りました。新型コロナウイルスの感染防止の為、受付では参加者の検温と手指消毒を実施しました。
早乙女は井上さんの孫の井上碧唯さんをはじめとする小中高生5名が務めました。かすりの着物に身を包み、耕作長である井上雅和さんの合図のもと、コシヒカリの苗を丁寧に植えました。
その後、玉串奉奠で参列者たちは御田植えされたコシヒカリの成就を祈願。当JA西川一郎代表理事組合長ほか、寺﨑信二石川県県央農林総合事務所長(石川県知事代理)、矢田富郎津幡町長、焼田宏明県議会議員より祝辞が述べられ、献穀者の井上さんは「順調に秋の収穫ができるように、厳粛に管理したい」と話しました。
11月23日の新嘗祭に向け、9月下旬に稲を収穫する抜穂式を行い、10月下旬、精米した5合(約0.9リットル)を宮中に献上します。
写真:苗を丁寧に植える早乙女