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冬採り栽培で新タマネギを収穫

2020年12月18日


河北潟生産出荷組合施設園芸部会の北本安信さんは、津幡町湖東にある圃場7アールで、

県内初となるタマネギのセット栽培に取り組みました。

セット栽培は、タマネギの休眠を利用して、冬の寒い時期に新タマネギが収穫できる栽培方法です。育苗となるセット球を作るため、ハウスで3月中旬に播種し、5月中旬に2.5~3センチの小玉で掘り上げました。乾燥後、8月から10度以下の冷温処理を行い、9月上旬には約13,000個のセット球が定植されました。

長雨の影響で白色疫病が一部みられたものの生育は順調。12月1日には試し堀りが行われ、9日の収穫作業では直径10センチほどの大きさまで育った新タマネギが丁寧に手で掘り上げられました。

北本さんは「新しい栽培方法によって、この時期にしか味わえない新タマネギを作る事ができた。今後、遊休農地を活用して収量を増やすとともに、端境期に収穫するためブランド化に繋がれば嬉しい」と話しました。1月下旬までに約2トンを県内の市場を中心に出荷し、県内のスーパーなどで販売されます。

 

写真:新タマネギを収穫する北本さん

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